「トーコちゃん!
テレビ見たよ!」

「……」

駅に行くまでの間
たくさんのヒトに
声を掛けられ。


「キミッ!
キミだよッ!!!」

駅では
昨日の駅員さんに
追い掛けられッ。


「カッパのトーコちゃん!

キミこそ
水泳部の
明日のスターだ!!!」


駅員さんが
わが校の水泳部の
OBだったコトを
思い出すッ。


「カッパ、なんて
書かれるのは

トーコの動きに
オンナらしさが
ないからよッ!」


新体操部部長の
ナンノが
カッパの新聞を
私の教室に持ってきたッ。


「これが私だったら

きっと
マーメイド、って
書いて貰えていたわ!」


…そうでしょうかッ。


「はあああああああ」

なんだかんだ、と
めまぐるしい1日を終え

私はカノンくんの
入院する病院へ向かった。


「長く入院する
カンジじゃなかったし

必要なモノは
ママが
用意してくれているよね」


冬の風よりもお寒い
私のサイフの中身。

花屋さんを横目で
スルーしつつ

バスに乗る。


カノンくんは病人で
ママもいるハズだと

確認もせず

甘い見通しで
病院を訪れたコトを

まさか
後悔するコトになろうとは

思いもしなかったから。





熱愛ラッシュ!

本気ッ♂046

≪〜完〜≫


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