少女のご学友が
言いたい放題

責任転嫁を始め出す。


「ほら!

アンタも何か
言ってやりなさいよ!」


ご学友の矛先が
また少女に向かっていって。


「元はと言えば

肝心なアンタが
途中で泣き出して
逃げちゃったりするから

オオゴトに
なっちゃったんだからね!」


「ちょっと
あのオトコノコを

懲らしめてやろうと
思っただけなのに〜ッ」


「…私はッ」


さすがの少女も

これには堪りかねたのか。


それとも
そのときのコトを
思い出してしまったのか。


垂れた瞳からボロボロ、と
まんまるな
大粒のナミダが
こぼれ落ちてきた。


「私はッ、私はッ
そんなコト

望んでなかった…ッ!!」


少女の悲鳴にも似た
叫び声が

通路の向こうにまで
響いていく。


「……」


だけど。

その響きの中に

いつもなら
聞こえるハズのない音が
含まれていたコトに

この中の誰かひとりでも
気がついていたら

この後
私達を待ち受けていた
とんでもない悲劇を

回避するコトが
出来たかもしれなかったのに。





熱愛ラッシュ!

本気ッ♂028

≪〜完〜≫


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