「俺は
トーコさえ助かれば
それでいいんだから」
なんて。
こんなとき
こんな状況下で
そんなマジなトーンで
言い切られても…。
「う、うッ、う」
ほらッ。
少女が泣いちゃったじゃ
ないですかッ!!!
「大丈夫だから!
私達ッ
絶対アナタのコトを
見捨てたりしないからねッ」
「私達、って
お前と誰のコトだよ?」
「…ちょっとセイは
黙っててくれるかなッ!」
「……」
子どものようなセイに
私は苛立ちを
隠せずにいたのだけれど。
まさか
そんな私の
何百倍モノの苛立ちと
恐怖を
セイがひとりで
抱え込んでいたなんて…。
「押し流されるように
泳いでいけば…」
水の力は
そんな甘いモノじゃ
ない、ってコトを
誰よりもよく知っていた
セイだった。
熱愛ラッシュ!
本気ッ♂035
≪〜完〜≫
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