「抜けたのは
今にも腐り落ちそうだった
鉄柱だ!」

今掴んでいる鉄柱は
腐敗がそんなに
進行していないみたいだから

安心して
しがみついていろ!、って

パニくる少女を
いさめようとする
冷静なセイの声。


「ライトを当てて
スカートの中を
覗きこまないでくださいッ」


「…この暗さと距離じゃ

ライトを当てても
まともに
見えるワケないだろ」

「さっきは
パンツ、見えるって
言ったじゃないですかッ!」


「……」

…どうやら
セイはこのハシゴの状況に
気づいていて。


「ワザと少女を辱めて
安全な体勢を
取らせていたんだ…」


カノンくんがいるコトを
強く意識させて

さらに羞恥心を煽るコトで

恐ろしい状況が
恥ずかしい状況に変わり


確かに少女はハシゴの上で
おとなしくなっていた。

だけど。

「おお〜。
肉まんのアタマから
湯気が上がってるぞ」


なんてッ!!!!


中学生にガンガン
ツッコまれて

負けず嫌いのセイが
要らぬひと言を口にするッ。


「さっきからッ

どうして
肉まんの話ばかりが
いきなり
出てくるんですか!?」


「……」

「……」

…少女の指摘は
もっとも、だったッ。





熱愛ラッシュ!

本気ッ♂033

≪〜完〜≫


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