「ほら。いい具合に
クリーミーに泡立ちましたよ。
トーコさんの
真っ赤に熟れた果実に
よく似合うと思います」
「カノンくんッ」
アナタは
まだ中学生ですよッッ!!!!
「カノン、後学の為に
よく見ておけよ」
なんてッ
セイッ!
アナタも青少年の育成に
よくない影響を与えるのは
やめましょうッッ!!!
「俺がまずアウトラインを
バッサリやるから」
「僕はカミソリで
仕上げればいいんですね」
アナタ達はいつから
そんなに息が合うように
なったんですかッ!!!
「ほら、ヒザの力を抜けよ」
「トーコさん、さあ」
「い…ッ!!!」
いやあああああああああッッ!
「やめてええええええええ」
「…ーコ」
やめて…。
「トーコ」
やめ…。
「…トーコッ!!!」
「!?」
ガバッ。
耳を強く引っ張られ
私は反射的に
ベッドから身を起こすッ。
「…あれ?」
ここは…私の部屋?
私のベッド?
…今の
「夢…ッ?」
にしては
あまりにリアルな…。
「…カノンの名前を
ずいぶん連呼していたな」
「!!」
当たり前のように
私の布団の中から
セイが顔を出していてッ!
「ど、どどど、ど〜してッ
セイが
私のベッドの中にッ!?」
「ボディー・ガード。
お前は本当に
スキだらけだからな」
アナタ以上の
危険人物がいると
言うのであれば
ぜひとも
教えて戴きたいッ!