…もしかしてッ

バラ撒かれたコピーの
入手先とも
関係があるのだろうかッ。


「……」
「……」

「…鼻水が
飛び出しましたけど」

「…あッ…!!!」


少女から差し出された
ティッシュを
3枚続けて引き出しッ

ぐしぐしぐしッ。

私は鼻を拭うッ。


「…あんなに泣いていたのに
鼻水ッ、全然出ないんだね」


私の反撃にも

「アイドルが鼻を垂らしながら
泣いてるのを
見たコトがありますか?」

なんてッ。

本当に憎たらしいッ。


アタマがぐらぐらと
煮えたぎるのを
察知したかのように

私のコートのポケットで
ケータイがうち震えッ。


「…ケータイが着信
してるんじゃないですか?」

わかってますッ。


ケータイが濡れないように
ホームの自販機の陰に移動して
私はメールを確認した。


「セイからだ」

ヤバイッ。


相当、お怒りだろうな、と
本文を開いてみると。


【大変なコトになった。

カノンが保護されている
駅長室まで

至急、来てくれ】


セイからのSOS。


「……」

嫌な予感に

心臓の音だけが
バクバクと
私の耳に鳴り響いている…。





熱愛ラッシュ!

本気ッ♂021

≪〜完〜≫


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