「もしかして
私の写真のコピーも…」

「だったら
何だと言うんです?」


「……」

私が皆を言う前に
私のコトバを遮って

少女が挑戦的に笑ったように
見えた、から。


「…カノンくんを
痴漢扱いしたのも

だから、なのかな?」


私もついオトナゲない
意地悪な追及の仕方を
してしまう。


「……」

どうしてそのコトを
知っているのか、と
言いたげに

少女が眉を潜め。


「だってッ…!」


黒目がちな垂れた瞳から
大粒のナミダが
ポロポロと転げ落ちてきた。


「あ、えッ、あのねッ」

そんな少女の
意外すぎるリアクションに

不覚にも
動揺してしまったのは

私の方で。


「いやッ。

あのッ、アナタだけを
責めているワケじゃ
ないからねッ」

なんて

フォローにもなってないッ。


「…みんなッ、みんな
ウソばっか…ッ!」


「え?」


ちいさい子どものように
何度も何度も
ナミダをしゃくりあげながら


「もうッ、誰もッ
信じられないから…ッ!」


無垢過ぎる少女は

懸命に
何かを訴えようとしていた。





熱愛ラッシュ!

本気ッ♂020

≪〜完〜≫


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