今頃
あのフクフクホッペの少女に
カノンくんが
どんな目に
遇わされているのか
なんて
自分が心配していたコトさえ
吹っ飛んでいて。
自分のコトで
アタマがいっぱいになっていた
私の腕を
「ちょっとキミ!」
「!?」
階段の途中。
すれ違おうとした駅員さんに
突然、腕を掴まれるッ。
「…あの?」
駅員さんの視線が
持っていたゴミ袋の中の
回収し立てらしい
くしゃくしゃの写真達と
私の顔の間を
何度も何度も往復してッ。
「……」
…もしかしてッ。
「この写真に写ってるの
キミだよね?」
駅員さんのストレートな
質問に
「…ごっくんッ」
挙動不審者のように
目が泳ぐッ。
「ちょっと別室で
話を聞かせて貰えるかな?」
駅員さんがグイグイと
私の腕を引っ張って
いこうとしてッ!!!
「あのッ!、私ッ
ちょっと急いでいるんで…」
「駅を利用されている方は
皆さんそうですよ」
今ここにある危機ッ。
被害者であるハズの私が
白昼堂々
言い訳もできないまま
重要参考人として
連行されようとしていた。
熱愛ラッシュ!
本気ッ♂017
≪〜完〜≫
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