手の中の
セイの写真を裏返すと

「げげげげげッ」

そこには

怨念めいたドクロのマークと

真っ赤な
【呪】の文字がッッ!!!


「…恨みの黒魔術?」

「…だろうね」

先生が静かに
私の見解に同意するッ。


「……」

「…トーコちゃんが
望むのなら

この患者
もう少しこのまま
眠らせておこうか?」

なんてッ

先生のジョークは
ジョークに聴こえないから
性質が悪いッ。


そんな会話が
私と先生の間で
交わされているとは
ツユ知らずッ

セイはママに言われるまま
アイロンの準備を
手伝っていてッ。


置きっ放しにされていた
セイのケータイに
また
シンスケの名前が点った。


「シンスケって誰?」

ねずみ〜らんどの先生の
眉間に深いシワが寄るッ。


「……」

あっちもこっちも
熱愛ラッシュ。


今日も
私の目の前で

愛と憎しみが
複雑に絡み合い


繁茂する…。





熱愛ラッシュ!

本気ッ♂047

≪〜完〜≫

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
【熱愛ラッシュ!】は
これにて完結です。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
次の連載は
【月夜に啼く春鶯】と
なります。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*


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