【214】
ニキビに悩むシンスケ。
リビングのテレビで
ニキビのCMを見ていた
ママが
「シンスケくんも
ひどいニキビに
悩んでたみたいでね〜」
先週、薬局で
シンスケと遭遇したときの
話を始めた。
「あんまり気に病んでいる
様子だったから
ニキビに名前でもつければ
愛おしく思えわよ、って
アドバイスして
あげたんだけど…」
少しは
元気になったかしら、って
ママが私に
話をふってくるッ。
「…うん、まあ。
すっごく機嫌いいよ」
「まあ!、よかったわ」
「シンスケさん
単純なヒトだからな」
…セイは他人事みたいに
優雅にコーヒーの香りを
楽しんでいるけれどッ。
「……」
シンスケが自分のニキビに
“セイ”って
呼び掛けていた目撃談を
私はセイに
伝えるべきなのだろうか…。
とことんトーコッ☆【218】
≪〜完〜≫
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