【206】

戦隊ヒーローよりも…。

日曜日の朝っぱらから
ケンちゃんが遊びに来たので

おつきあいで
戦隊ヒーローモノなんぞを
10年以上ぶりに見た。


自分勝手な行動が目立つ
レッドマンッ。

「だからッ
単独行動は危ない、って
仲間達があれ程
忠告していたのにッ!」

気がつくと
私はケンちゃん以上に
熱くなって

テレビに
かじりついていたッ。


「仲間を危ない目に
遭わせておいて
ゴメンじゃないでしょうにッ」

ああッ!

もうッ、本当にイラつくッ
このヒーローッ!

「そうだよなッ!
ゴメンじゃないよなッ。
ゴメンなさい、だよなッ!」

「……」

…子どもの解釈違いは
この場合
あえてスルーですッ。

番組に集中、集中ッ!


「あッ!
またレッドのバカがッ!」

敵のアジトに
ひとりで乗り込んで
いったりしてッ!!!!

「ああ、もうッ!
バカバカ、バカッッ!」

「バカって言うヤツの方が
バカなんだぞッ!」

「……」

…朝も早くから
クソ真面目なケンちゃんは

本当に面倒臭いぞッ。


だけど。

「…おバカのトーコさ〜ん。
先週の小テスト〜
そろそろ返ってきてるんじゃ
ないのか〜あ?」

「……」

…朝の不機嫌なセイは
さらに輪を掛けて

ムカつくくらい面倒だッ。





とことんトーコッ☆【206】

≪〜完〜≫


この作品をお読みになった
感想をお寄せください。


下記の感想の中から
ひとつ選び

【いいね!】ボタンを押すと

お楽しみスペシャル画像が
ご覧戴けます。


絵柄は予告なく
気まぐれに更新されます。



特に感想はありません。
次の話も期待しています!
今回の話は特にお気に入りです!