【225】

ビスケットの手品。

セイに教えて貰った
増えるビスケットの手品。

早速、ケンちゃん達
音楽教室のちびっ子相手に
披露してみる。


ポケットに
ビスケットを入れて

ポケットを叩くと

あれ不思議!


「ポケットの中の
ビスケットが
2枚になりました〜!!!」

「おおうッ!」


…もちろん
これにはタネがあって。

事前にビスケットを
隠し持っていたのだが。


「アンコール!
アンコールッ!」

ケンちゃん達に
せがまれて

何度も
繰り返しているうちに

とうとうタネが
尽きてしまったッ。


「ちょっと待っててね」

トイレに行くフリをして

私は
ポケットにタネを
仕込み直しにいくッ。


「お待たせ〜!」

トイレから
戻ってきたときには
時、すでに遅く…。


ケンちゃん達の
ポケットの中

ボロボロにされた
ビスケット。


「トーコに出来て
みんなに出来ないのは
絶対におかしいぞッ」


…ちびっ子のみなさんッ。

それは
すっごい偏見ですッ。





とことんトーコッ☆【225】

≪〜完〜≫



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