【106】

生チョコのお味は?

セイとふたりで入ったカフェ。

飲み物に
ちいさなチョコが
添えられていて。

秋の限定フレーバー。

「3種類も
試食できるなんて!」

こんなラッキー滅多にないッ。

このしあわせに
思わず頬も緩んでしまうッ。


なのにッ!!!!!

猫に小判。
豚に真珠。
セイに生チョコッ。

セイってば

ちまちま食べるのが
かったるいのか

高級チョコを3コ
一度に口に突っ込んでてッ。

そんな食べ方ッ。

味が混ざって
せっかくの
フレーバーがッッ!!!

「不味いから、って
吐き出さないでよッ」

…ああ、ホント勿体ないッ。

「充分、美味しいけど」

「適当なんだからッ」

「ウソじゃないよ」

セイが
私の口元についた
カフェオレのフォームミルクを
指で拭って。

「トーコの笑顔が
いっしょなら

何を食べても美味しいから」





とことんトーコッ☆【106】

≪〜完〜≫



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