【027】

根性無しの彦星?

「明日は晴れるといいね〜」

離れ離れに暮らしている
織姫と彦星が

年に一度だけ逢うコトが
許されるという

7月7日の七夕の日。


なのに。

「雨が降ったら

天の川が大洪水で
逢うコトが
できなくなるなんて」

あまりにも気の毒で。


「私が織姫なら

来年の7月7日まで
きっと天気を恨みながら

ずううううっと
泣き暮らしちゃうねッ」


「恨むんなら

天気じゃなくて

根性無しの淡白オトコの
彦星の方、だろ〜がッ」

セイが
今にも泣き出しそうな空を
見上げながら

息巻いていて。


「俺が彦星なら

大洪水になろうが
宇宙が滅亡しようが

おまえを抱きに

絶対に対岸まで
泳ぎ切ってみせるッ」


…期末テストの勉強
続けようかなッ。





とことんトーコッ☆【027】

≪〜完〜≫



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