【041】
罰金の納め方。
夏休みッ!
各教科の先生から
嫌がらせのように
たくさんの宿題が出るッ。
「いいか?
俺が立てたスケジュール通りに
宿題をこなすんだぞ!
ノルマが達成できなかったら
毎日1ページにつき
罰金5百円を徴収するからな」
「えッ!!!!!」
セイの宣言に
リビングが一斉に
凍りつくッ。
「いくらなんでも
五百円はないんじゃないか」
五百円あったら
お弁当にお茶まで買えて
おつりも出るぞ、って
パパがセイに
嘆願してくれて。
やさしいパパの愛を
感じますッッ。
「痛くも痒くもない
金額設定だったら
トーコが気を抜く!」
「…まあ、それも
そうなんだが」
パパッ!
そこで負けないでッ!!!!
「人間努力しても
どうしても出来ないコトって
あるんだからッ!!!」
「できないような
ノルマを出している
つもりはないッ」
「あらあらあら」
言い争うふたりの間に
ママが入ってきてッ。
「だったらここは
お互い譲り合って
セイに
罰金のシーズンパスを
発行して貰うと言うのは
どうかしら?」
「……」
「……」
パパもセイも黙ってないで
誰か
ママに説明をッ!!!!
とことんトーコッ☆【041】
≪〜完〜≫
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