【062】

読書感想文のコツ。

夏休みの宿題の読書感想文。

先生が指定した
3冊の本を前にして

どれを読むか
大いに悩むッ。


原稿用紙に3枚も
書かなくちゃならないから

「長編を選んだ方が
やっぱり楽かな」

あらすじだけで
3枚くらい埋まりそうだけど。


「強制労働の話なんて
読んでて暗くなりそうだ…」


「こ〜ゆ〜のは
読みたいと思う本じゃなく

感想文がいかに書きやすいかを
基準に選べ」

って
セイは言うけれど。


「…読む前にそんなコトが
わかれば苦労しないよッ」

「そんなコトはない。
例えば、この作者なんか…」

「あ、私ッ。
そのヒト苦手ッ!!」

日頃、テレビで
コメンテーターとして
言いたいコトを言っているけど

ツッコミドコロ満載な
矛盾だらけのコトばかり
言っている作家さんで。


「だから
いいんじゃないか」


読み進めながら
コイツの書いてる
おかしな矛盾を書き出して
指摘していけば

原稿用紙3枚なんて
あっという間に埋まるから

って。


…確かにッ。

冒頭の数ページを
読んだだけで

見事に感想文が
書き終わってしまいましたッ。





とことんトーコッ☆【062】

≪〜完〜≫



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