【081】

激辛ラーメン対決。

セイとふたり

ラーメン店で
店自慢の超激辛ラーメンに
チャレンジするッ。

「先に泣きを入れた方が負け」

本日のデートの
”王様権”を賭けて
食べ始めたのはいいけれどッ。

「このラーメン
辛い、とゆ〜より
痛い、よね…ッ」

早くも、ひと口めで
ギブアップしそうになるッ。


「辛味を感じるのは
味覚ではなく痛覚だからな」

セイは汗もかかずに
平然と食べていてッ。


「…セイは口の中
痛くないの?」

「まあ。それなりに」

それなりに、って

よくもまあ
そんな涼しげな顔で
言えますねッ!!!!


「今日はトーコに
どんなコトして貰おうか、と
考えただけで

ラーメンを食う
フォークも進むな♪」


…セイッ。
アナタとゆ〜ヒトはッ。

他人の痛みだけじゃなく

自分の痛みもわからないヒト
だったのですねッ。





とことんトーコッ☆【081】

≪〜完〜≫



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