【239】
子どもには丁寧に。
研究室のお仕事が
大詰めに来て
ここ2、3日のセイは
かなりピリピリしていた。
なのにッ。
トイレの前で
はち合わせしたセイに
ケンちゃんってばッ
「すっきりしたかッ」
なんてッ
恐れ知らずにも
話し掛けッ
「…失せろ!」
セイがドスの利いた声と
鋭い眼差しで
ケンちゃんを威嚇するッ。
「ちょっとセイ
相手が子どもだからって
その言い方は
ないでしょう!」
そんなセイに
ママが見かねて
珍しく苦言を呈した。
いいぞッ、ママッ。
セイの横暴を
咎めるコトができるのは
そう!、ママッ
アナタしかいないんですッ!
「ヒトにモノを頼むんだから
申し訳ないですが
消えて戴けますか
でしょ!」
子どもの前でこそ
きれいな日本語をね、ってッ。
「…ママッ」
これは
そういう問題なのですかッ。
とことんトーコッ☆【239】
≪〜完〜≫
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