【241】

怯えるナンノちゃん。

「明日ッ、私の身に
何か悪いコトが
起こるらしいのッ」

「……」

競技会を前に
新体操部キャプテンの
ナンノがいつになく
怯えてるッ。

家に帰ってからも
私のケータイに

《大丈夫かな》

《ホントにホントに
何かあったりしないよね》

「……」

しつこいくらい
不安な気持ちを
送信してきてッ。


「…占い本なんて
競技会前に
見なきゃいいのに」

さすがの私も
なんだか、だんだん
相手にするのも疲れてきた。


「占い本には

自分のいいトコロが
全て色あせる日、って

書いてあったらしいん
だけど…」


「あのオンナに
いいトコロなんて
あったっけ?」


「……」

…セイは
いっつもひと言多いッ。





とことんトーコッ☆【241】

≪〜完〜≫



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