【252】
絹ごしのような喉ごし。
「温泉の荒湯で茹でると
木綿豆腐が
絹ごし豆腐のような
とろける喉ごしに
なるんだって」
ご近所のタドコロさんが
幻の湯豆腐を求めて
温泉に行ったと
ママがため息をつきながら
うらやましがる。
「絹ごしのような
とろける喉ごしかあ」
他人の湯豆腐を
うらやましがりながら
食卓でも湯豆腐を囲む
パパとママッ。
「だったら最初から
絹ごし豆腐を買えば
よかったのでは?、なんて
口が裂けても
言うんじゃないぞ」
セイが私に耳打ちした…。
とことんトーコッ☆【252】
≪〜完〜≫
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