【286】

後悔と反省ッ。

セイが赤点の答案用紙を
私の前に積み重ねるッ。

「この厚みを見て
トーコ、お前はどう思う?」

「…こんなコトなら
テスト受けるの半分にすれば
よかったな、とかッ」

「赤点の答案用紙が
半分の量になっても
叱られる量は同じだ!」

セイが私のアゴを掴んで
カクカク言わせッ

「いいか、俺が聴きたいのは
後悔の弁じゃなく
反省の弁、だから!」

「後悔も反省も
似たようなモノじゃないッ」

傍で新聞を読んでいたパパに
目で助けを求めると

「…豚玉じゃなく
イカ玉にすればよかったと
悔やむ気持ち、が後悔、で

イカ玉を選ぶべきだったのに
選べなかった自分に対する
責め、が反省、かな」

新聞を読みながら
わかりやすい例えを
ありがとう…パパッ。





とことんトーコッ☆【286】

≪〜完〜≫



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