【288】

キャッチフレーズ。

生年月日を入力すると
自分にふさわしい
キャッチフレーズが出てくる
パソコンソフト。

早速、セイに私の生年月日を
入力して貰うと…。

「なになに?

“親しみやすく
愛嬌いっぱいのアナタに
ふさわしい
キャッチフレーズは…”?」

【みんなの後輩】


「…いきなり
パシリにされそうだな」

いいトコ
ついてるよな、って

セイの真顔のコメントが
また憎らしいッ。


「そういうセイこそ
どんなキャッチフレーズ
だったのかなッ!?」

「俺のか?」

「そうよッ!」

「……」

口ごもるトコロを見ると
さぞかし悪逆非道な
キャッチフレーズと
思いきや…。

【気苦労の多い子守り】


「……」

「当たらずとも
遠からずだな」

セイの
キャッチフレーズなのに

私の生き方を
非難された気がしますッ。


「ほら、来いよ。
My Babe!」

機嫌を損ねた私を
セイが自分のヒザの上に
座らせる。

「誰が赤ちゃんッ!?」


「“気苦労の多い子守り”と
いうよりも

俺的には
“トーコの指定席”って
呼ばれたいけどね」





とことんトーコッ☆【288】

≪〜完〜≫



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