【302】

ちゃんと謝ろう。

中間テストで
設問の意味を勘違いして
またしても無得点ッ。

セイの溜息が
今日も切ないッ。

「毎回、毎回ッ。
何度同じ過ちを繰り返せば
気が済むんだか!」

もう怒る気力も
なくなった、と
とうとう
セイがサジを投げた。


「セイが本気で
心配しているのに

笑って誤魔化そうとする
トーコの姿勢は
感心しないな」

ちゃんと真面目に誠実に
セイに気持ちを伝えなきゃ
伝わらないぞ、って

パパに貰った
仲直りのアドバイスを
胸に刻み

私はセイに
深々とアタマを下げる。


「この度の
中間テストにおける不祥事に
関しまして
深く陳謝致します」


「…それでお前は
本当に反省しているつもり
なのか?」





とことんトーコッ☆【302】

≪〜完〜≫



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