【342】
可愛いネコなら。
ナンノが
失恋した後輩を連れて
ウチに来た。
「まだまだ
勝負はこれからよ!」
持参したケーキを
取り分けながら
「私も経験あるけれど
お前なんか嫌いだ。
向こう行け!、なんて
ツレなくされても
近寄ってくるネコは
可愛いモノよ。
めげずに
アタックあるのみ!
だから!」
ナンノが後輩を
力強く励ましている。
「それが本当のネコならね」
配給されたケーキを片手に
ナンノの後ろを
通り過ぎながら
今日もまた
セイはひと言多かったッ。
とことんトーコッ☆【342】
≪〜完〜≫
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