【347】

伸びたラーメンは…。

「この間さあ

うっかり
インスタントラーメン
作ったの忘れて

メールに夢中に
なっちゃってたら

ラーメンがあり得ないくらい
伸びちゃっててさあ」

新体操部のみんなに
何気なく昨夜の出来事を
報告してたら

「あ、それって
よくあるよね〜」

珍しく、ナンノが
素直に話に乗っかってきた。


「この前もさ。

私もそのまま食べるのは
気持ち悪いから
何とか出来ないかと思って」

「うんうん」


「ニンニクとショウガを
炒めたフライパンに

ネギをどっさり

そこにゴマ油!」


「おお!」

美味しそう!


「ラーメンから
伸びた麺だけを取り出して

フライパンに
押しつけるようにして
焼き色をつけたら

鍋肌に醤油を回し入れ」


「うんうん!」


「香りが出たトコロで
ラーメンのスープを戻して

弱火でしっかり煮込んだら」


「煮込んだら!?」


「この世のモノとは
思えないくらい

不味かったんだからッ!」


「……」
「……」
「……」
「……」
「……」





とことんトーコッ☆【347】

≪〜完〜≫



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