【351】

震えの原因。

ケンちゃんと闘いごっこ。

「どうした、トーコッ!
動きが鈍いぞッ!

そんなコトで
卑劣帝国ザンコックに
勝てると思うのかッ」

ケンちゃんが
オモチャの剣を片手に

床に座り込む私に
檄を飛ばすッ。


「…なんか
背中がぞくぞくする」

やだな。

夏風邪でも
ひいちゃったのかな。


「顔が赤いわよ。
熱があるんじゃない?」

ママが私の額に手を当てた。


「少し横になってくる」

「それがいいわね」


ママに
オモチャの剣を渡して
リビングを出ようとする私に

「恐れるなッ!

お前も戦士なら
卑劣帝国ザンコックの恐怖に
打ち勝つんだッ!」

若きリーダー
レッドなケンちゃんが

夏風邪の悪寒に震える私に
刃を向けるッ。


「闘えッ!

闘わなければ
その震えは止まらんぞッ!」


…おい。





とことんトーコッ☆【351】

≪〜完〜≫



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