【372】

セイ、愛を求める３歳児。

今日も大好きなトーコちゃんに
その目が釘づけになっていた。


「僕、トーコちゃんのコト

この地球上じゃ
例えるモノがないくらい

だあああああい好き
なんだけど」


満天の星空の下

オトコはオンナへの
昂る己が愛を

宇宙に届かんとばかりに
両手を広げ表現するッ。


「ねぇトーコちゃん。

トーコちゃんは
僕のコトどれくらい好き？」


ロマンティックな夜

オトコはオンナの答えを
期待した。


「んー。チクワくらい？」


「……」

セイ、まだまだ３歳児。

今日も愛しいオンナの幼さに
ナミダする…。





とことんトーコッ☆【372】

≪〜完〜≫