【374】

私の為に争わないでッ。

小学生だったセイが

私の為に
初めてクラスメイトに
殴りかかっていった
あの日のコトを

鮮明に覚えている。


「“勉強”を“便器”と
聴き間違えるなんて

お前ン家のね〜ちゃんッ
偏差値、相ッ当
低いんじゃね〜の〜?」


「…可愛そうに。

反論する材料が
なかったのね」

ママが当時を振り返った。





とことんトーコッ☆【374】

≪〜完〜≫



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