【395】
桜、桜…。
桜の花びらが
ハラハラと
風に舞い落ちる
カフェのテラス席。
「逢ってるときに
逢えなくなるコトを考えたら
胸が苦しくなるのに
逢えないときに
逢ってるときのコト考えても
しあわせになれないの」
切なさとパフェをひとさじ
口にして
タメ息をつく私に
「それって、俺のコト?
それとも春限定の
桜のスイーツのコト?」
油断していた私の
バストトップに
セイが花びらをふたつ
貼りつけた…。
とことんトーコッ☆【395】
≪〜完〜≫
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