【401】
セイ、健気すぎる3歳児。
セイ、健気すぎる3歳児。
今日も大好きなトーコちゃんに
その目が釘づけになっていた。
「今、家には
リンゴが2個あります。
ここには子どもは3人。
みんなが納得できるよう
リンゴを分けるには
どうすれば
いいでしょうか?」
「え〜、シンスケと私と
セイでしょお〜お?」
オトコとオンナが今
その愛と己の献身を
試されているッ。
「はいッ、ママッ!」
「では、元気に手をあげた
トーコちゃん」
「だったら
シンスケに帰って貰います」
予想だにしなかった
オンナの答えに
「トーコちゃんが
トーコちゃんが
僕にはリンゴを…!」
オトコは思わず
感激にむせび泣いた。
「私がリンゴ大好きなコト
セイは当然知ってるよね?」
「……」
セイ、まだまだ3歳児。
今日も愛しいオンナの欲望に
笑顔で応える…。
とことんトーコッ☆【401】
≪〜完〜≫
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