【413】

隣りにいる理由。

セイにつきあって貰って
徹夜して頑張った
課題の感想文

家に忘れて

気づいたのが
提出するときだとか

もう自分で自分を
埋めてしまいたい。


「ホンットに
お前のマヌケ加減には
つきあいきれん」

「……」

「俺の貴重な時間を
一瞬で無駄にしやがって」

家に帰ってきてから
セイがずっと
私につきまとうようにして
説教を続けてる。


「…もうわかったから」

「何がだ!」

私が開けたトイレのドアを
セイが怒りのまま
押し戻した。


「…もうセイには
迷惑かけませんッ」

「……」

「セイは
私なんか放って置いて

大切な時間は
自分の為に
使ってください」

「……」

「パパ達から
勉強を見てやってくれと
頼まれてるから、って

無理して
私につき合うコトなど
ありません」


「……」

「…じゃ、そういうコトで」


私が閉めようとした
トイレのドアを

「ふざけるな!」

バンッ!!

セイが再びこじ開ける。


「お前って、ホント、バカ」

「何度も言われなくても
わかってるってばッ!」


「“好き”以外に
俺がお前の隣にいる
理由なんてないだろう!」





とことんトーコッ☆【413】

≪〜完〜≫



この作品をお読みになった
感想をお寄せください。


下記の感想の中から
ひとつ選び

【いいね!】ボタンを押すと

お楽しみスペシャル画像が
ご覧戴けます。


絵柄は予告なく
気まぐれに更新されます。



特に感想はありません。
次の話も期待しています!
今回の話は特にお気に入りです!