「これ、フロントに皮が
ついてて

なかなかいいね〜」


って

私の下腹部に
あてがってるんじゃないッ。


「お待たせしました♪」って


店員さんの持ってきた

白地にベビーピンクの
ぶりぶりブラジャー!!!


恥ずかしいくらいの
ロリータ趣味で。


「つけてみてよ」

って

私を
フィッティングルームに
押し込むんじゃないッ!!


「ああいうデザインって

私みたいに
胸がおおき過ぎると
似合わないから

本当にうらやましいわ」


ドアの向こう
店員さんの声が気に障るッ。


しかもッ!!

「お名前刺繍って…」


背中側にでっかい文字で

【2ねん7くみ】

名前までひらがなで
刺繍されていて!!!!


「こんなブラツ」

いろんな意味で

「恥ずかしいからッ」


私はフィッティングルームの
ドアを開けた。


「じゃ、こっちの
黒のスケスケレースにする?」


「……」

セイの手には
たくさんのランジェリー。


「ゼブラ柄で
俺とおそろいでも
いいかもな〜♪」


「ゾウさんもありますよ♪」

「…どれもいらないからッ」


「じゃあ、寝てる間に
俺がマジックで
ゾウさん書いてやるのと

どっちがいい?」

「……」

「ゾウ? ゼブラ?
黒のスケスケッ?」


嬉しそ〜な、セイの顔。


「……」

私はセイを

甘やかしすぎて
きたのかもしれない。


…ふたりのカンケイを
見直そうかと


本気で思った日曜日。





ぷにぷにッ♂001

≪〜完〜≫


この作品をお読みになった
感想をお寄せください。


下記の感想の中から
ひとつ選び

【いいね!】ボタンを押すと

お楽しみスペシャル画像が
ご覧戴けます。


絵柄は予告なく
気まぐれに更新されます。



特に感想はありません。
次の話も期待しています!
今回の話は特にお気に入りです!