「少しでも
胸が大きくなるように、って
刺激を
与えてやってるのにさ」
「手早く終わらせるんじゃ
なかったのッ!?」
「…それがお望みなら」
セイが私の手を
自分自身に導いて。
「俺のは
ちいさい頃と
全然違うだろ?」
…あのなあああああ!!!
「ちいさい頃のセイは
こんな下品な子じゃ
なかったのにッ!!」
どこでどう間違えて
こんな風に
育ってしまったのかッ。
だけど
「トーコに対する
この想いだけは
あの頃から
変わってないから」
セイは暴れる私を
たったひと言で黙らせる。
私を自分の下に
組み敷くようにして
「…愛してる」
セイの瞳に
はっきりと私の姿だけが
映ってる。
「…セイは愛してるって
いつも簡単に
言っちゃうよね」
「だって
言わずにはいられない」
かわいくて仕方ない。
この気持ちを
伝えたくて仕方ない。
「トーコは
どうして言ってくれないの?」
「…そんなコトッ」
恥ずかしくって
言えないよッ。
「どうして?
俺のコト愛してないの?」
「……」
そりゃあ…
私もセイみたいにキレイで
そんなセリフが
似合う容姿なら
口にする勇気も
あったかもしれないけれど。
「愛してるって言うまで
昂ぶらせ続けてやろうか?」
セイの指が
私の敏感な部分を
ぷにぷに、ぷにぷに
甚振り始めた。