そんなシンスケの
乙女なオトコゴコロに
つけ込むなんて。
セイってば
どこまでも
イケない小悪魔で…。
「ぜひ
シンスケさんの彼女に
して欲しいオンナノコが
いるんですけど」
って。
セイ、アンタまさかッ!!!
ナンノのコトを
押しつけようと
してるんじゃ…!!!!
「いやッ、俺は今はまだ
彼女なんてッ…そのッ」
今は
部活に集中したいから、って
シンスケも
動揺を隠せない。
「セイッ、そういうのは
本人の許可を取ってからッ」
「ここで俺が
シンスケさんを殴っても
シンスケさんに
裏切られたって気持ちは
消えませんけど」
願いを聞いてくれたのなら
水に流せるような
気がします、って
セイ、アンタってコはッ!
「ねえ、シンスケさん?」
セイの目が妖しく
シンスケを射る。
「ちょっと、セイッ!」
私はセイのコートを
引っ張っると
チャリ、チャリ〜ンって
セイのポケットの中の
小銭が自己主張した。
「あッ!!!!!」
セイの顔が
シンスケに近づいて
セイの唇が
シンスケの空いていた方の
頬に触れる。
「……」
「お願いを
聞いてくれたら、俺
もっともっと
シンスケさんに
ココロもカラダも
開放したいな」
セイの
思わせぶりなひと言に
シンスケの鼻から
赤い血が滴り落ちた…。
ぷにぷにッ♂016
≪〜完〜≫
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