翌日。


「これ、シンスケに頼まれて
私とセイで
作ってみたんだけど」


私はセイのアドバイス通りに
ナンノに紙袋を渡した。


「シンスケくんから?」


ナンノは
疑心暗鬼な顔で紙袋の中を
覗き込んだ。


「…これって」


「シンスケが

今度のデートではナンノと
どうしても
ペアルックしたいって

うるさく相談されてさ」


「シンスケくんが?」


ペアのニット帽と
ペアのペンダントに
ペアの腕飾り。

ナンノがひとつひとつ
手にとって


その瞳が見る見るうちに
洪水になる。


「トーコおおおおお!

誤解なんかしちゃって
ごめんね!!!!」


ナンノに抱きつかれ

私は問題の解決を実感した。


だけど。

こんな調子で
水族館のデートなんて

本当に
うまくいくのだろうか。


複雑な人間カンケイ。


嫉妬という感情は
どこにでも落ちている。





ぷにぷにッ♂021

≪〜完〜≫


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