「シンスケ達も
心配するから…」


「おまえの
大事にしてきたモノ全てを

無茶苦茶に
壊してやりたい…!」


キスされるか
されないぐらいの
至近距離で

セイの唇が厳しいコトバを
返してくる。


「セイ、あのね…」

自分の唇を動かすのさえ

唇同士が
今にも接触しそうだ。


「本当はトーコだって

今、この場で
俺に抱かれたいって
思ってるんだろう?」


そんなコト
思っていませんからあああッ!


「ココロの中では
スカートの中に手を入れて
イタズラして欲しいって

期待しているクセに」


してませんってばッ!!!


「想像してみろよ。

今、おまえのパンツの中に
手を入れて
グチャグチャにかき回してる
俺の指使いを」


「…何、言ってるのッ」


バッカじゃないの、って

笑い飛ばしてやろうと
しているのに


「トーコは
感じやすいカラダを
してるんだな」


ほら、お前の独特なニオイが
大事なトコロから
してきたぞ、って。

セイが耳元に囁いてきて。


…乗客のみんなが
こっちを見てるッ。


「セイ、もお、やめようよ」


必死でセイに
目で訴えているのに!!!!


「気持ちいい
気持ちいい、って

トーコの入口が
俺の指を
貪欲に食らい込んでくる」


「…もおッ、やだッ」

やめてよおおおお。


ポルノ小説も真っ青な
セイの語り口に

私のアタマの中に
セイとの卑猥な遊びが
蘇ってきて


堪らなくなるッ…!