「水族館の
アザラシよりッ!?」

「もっともっと
かわいい」


眼前まで近づいてくる
キレイなセイの顔に

私は正常な思考を
取り上げられて


ワケのわからない
会話を繰り返してしまう。


前髪を上げているセイは

一段とセクシーで。


ちょっと
知らないヒトみたいだ。


「ちょっと、セイッ。あッ」


じりじりと
セイに詰め寄られ

私の後頭部が
お湯に浸かった。


「もう逃げられないよ」


「浴場で欲情するなんて
オヤジギャグみたいだねッ」


私のアホな精一杯の
切り返しにも


「おバカなトーコって

俺の大好物」


いただきます、って。


私は
セイのキスを受けながら

お湯の中に
沈んでいく。


「あのお。お客さまあ?」


「!!!????」


お湯の中
沈んでいた私達のカラダを

突然誰かが
引っ張り上げる。


げほッ。

ごほッ。


「大丈夫ですかい?

カノン坊ちゃまに
頼まれて

荷物を
運んできたんですけど…」





冬の森、眠らないキミ

お風呂ちゃぷちゃぷ編

≪〜完〜≫


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