夢のような
甘い一夜が明けて。


「ほら、もおッ」

言わんこっちゃないッ。

ただでさえ
朝に弱いセイが

短時間の睡眠で
目を覚ますワケもなく。


横向きになって眠っている
セイの下着を

布団の中に
手を突っ込んで

勘だけで穿かせてみたけど。


…オトコのヒトって
パンツの中にどうやって
大事なモノを
収めているんだろう。


「適当でいいんだよねッ」

セイのパンツを
思いっきり引きあげたら


「んッ…!」


陶器のような眉間に
シワが寄って

セイが
おおきく寝返りを打って
うつ伏せになる。


ぎょええええええええッ!


パンツを穿かせていた
私の手の上に

セイの

セイのイチモツがああああッ!


「あががががッ」

必死で
セイのカラダの下から
手を抜き出そうとして

むぎゅぎゅぎゅぎゅうううッ。


「うっ腕が抜けないッ!?」


ぐりッ、ぐりッ、ぐりいい。

って。おいッ。


「セイッ、アンタ
起きてるんでしょおおおおッ」


「くっくっく」

セイが堪え切れずに
笑い出して。


「くぬおおおおおおおッ」

握り潰してやろうかッ。

本気で思った。