「昨夜の俺の匂いが
トーコのカラダに
沁みついている…」
セイの吐息が
私の耳元を刺激して。
「あ…ん」
その指が
私のセーターの中に
入ってきた。
「マユミが
トーコとやらに
風呂入れて貰えってさッ!」
ハダカん坊の野性児が
私とセイの間を
割り入って
「風呂はどこだー!!」
バスルームに突入していく。
「……」
「……」
「ちっこい風呂だなッ。
赤ん坊しか入れないぞッ」
…野性児が
好き勝手に暴れてる。
「…セイ、お風呂
入れてあげなよ」
「冗談じゃないッ」
仮面つけたまま
風呂に入れって言うのか、って
セイが私を睨んでるけどッ。
「セロハンテープ
持ってこようか?」
「……」
余計なジョークが
セイのプライドを刺激して
仮面を投げ捨てたセイが
私を折れんばかりの
力で抱きしめながら
ディープなキスをする。
「ダメだよ、セイッ」
「おまえのそのセリフは
聞き飽きた…!」
野性児が水遊びする音を
聞きながら
セイの激情に
私は
また流されようとしていた。
百花繚乱☆乱れ咲き
乱れ咲き♂002
≪〜完〜≫
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