…どうやら
ホテルのコネを探そうと
しているみたいなんだけど。
横抱きにしている
私の腕を
セイが
擦ったり、つねったり
落ち着かない。
だけど。
だいたい高校生に
高級ホテルのコネが
あるコト自体
おかしくはありませんかッ。
「直接、ホテルに行って
自分の目で確かめた方が
早くない?」
「…どんなホテルだと
思ってるんだ」
金さえ払えば
身元の分からないような客でも
足を踏み入れられるような
その辺の一流ホテルとは
ワケが違う。
世界でも屈指の
「それこそ”超”のつく
最高級ホテル、だぞ」
って
サラリと
言ってくれますけれどッ。
そんなホテルを
アナタはいったい
どなたと利用したと
ゆ〜んですかッ。
「あ、はい。セイです」
セイのケータイに
掛かってきた電話に
セイが出る。
「ありがとうございました!」
セイの明るい声に
どうやら
コネが繋がったらしいって
想像はついたけど。
私達がこの事件に
首を突っ込むコトが
どういうコトなのか。
私達は
そこまで
想像すべきだったのに…。
百花繚乱☆乱れ咲き
乱れ咲き♂012
≪〜完〜≫
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