「おまえにはカンケイない」

セイが冷やかに
私に凄んでみせるけどッ。


「セイがそんな風に
言うときに限って

私にすっごく
カンケイするコトだったり
するじゃないッ」


ますます
メール送信なんて勝手なマネ

許すワケには
いかなかった。


「返してってばッ」

「用が済んだら
ちゃんと返してやる」


「絶対にダメえええええ!!」


揉み合ううちに

セイの胸のツメモノが
ワンピースの裾から

ぽろり、落ちて


「おう?」


野生の少女が

生理食塩水のパックを
拾い上げるッ。



「それッ!
おねに〜ちゃんのッ」

って

私ってば
ワケのわからない造語を
口にして

少女から
慌ててパックを
取り上げたッ。


「オッパイはッ!?」

「……」


「オッパイが片方
なくなってるぞッ!!」


その事実を確かめようと

少女はセイの胸の中に
手を入れて

まさぐろうとして。


「そ、それはダメよッ」

私は少女の行為を
阻もうとしたのにッ。



「そんなに触りたい?」

「おう」


セイってば
落ち着いててッ。


「だったら、慌てんなよ」


妖しい目をして

胸元に突っ込んだままの
少女の手を
そのまま押さえ込んだ。


「どうなってるか
見たい?」