「…お、おう」
…それはまるで
お触りしてくるオヤジ客と
ホステスの会話のようでッ。
セイは
もう片方のオッパイの
ツメモノを取り出して
私に手渡すと
襟元を大きく開けて
少女に中を
覗きこませた。
「トーコの胸と
いっしょッ!!」
いっしょなワケ
ないでしょおおがああああ!
少女の首を絞めてる
自分の姿を
アタマの中で妄想するッ。
「そうだよな」
これじゃ
わかりにくいよな、って
「…じゃあ特別に
ちょっとだけ」
セイが
自分のワンピースの裾を
持ち上げて
オトコのシンボルをッ。
シンボルをおおおおおッ。
「うほ!?」
セイに導かれるまでもなく
少女が好奇心のまま
セイのパンツのゴムの部分を
引っ張って
中を覗き込んだッ。
「…トーコには
ついてなかっただろ?」
「……」
セイのセリフに
少女の手が
今度は私のショーパンに
伸びてきてッ。
「私のまで確認しようと
するんじゃないいいいッッ!」
思わず
オトナ気ない
大声を出してしまったッ。
「…お、おうッ!」
私の剣幕に
少女が手を引っ込める。
「おまえ、オトコかッ!?」
「そうだよ」
「……」
「オトコだったら
どうするんだ?
また、泣き叫ぶのか?」
セイが
金髪のカツラを取った。