フォローしてくれた
セイには悪いけど

この言い訳には
無理がありますッ。


「ここのバスルーム

パウダールームとしては
優秀だけど」

必要以上に明る過ぎて

自分のハダカが
直視できない、って

「トーコが
なかなかTシャツを
脱ごうとしなかったから」


セイが何やら
また話を創ってますけどッ。


「タオルとかで
充分じゃなかったの?」


ほらほらほらッ。

おやっさんが
ツッコンでくるくるくるッ。


「いくらコイツが
貧乳だからって

刑事さんでも
言っていいコトと
悪いコトがありますよ」


って。

セイのその解釈の方が
傷つきますけどッ!!!


「いや、そういう意味で
言ったんじゃないんだけどッ。

いや、本当に悪かった」

悪かったね、って


くど過ぎるおやっさんの
謝罪にも

傷つけられますッ。


「でもただのシーツなのに

ずいぶん綺麗に
フレアーがついてるわね」


どうやって着てるの?、って


女性の手が

セイのカラダを
避けるようにして

私のドレスに伸びてきてッ。


「!!!」

スカートの裾を
捲られるッッ!!!!!


「いやあああああああああ」

信じられないッ!!


セイってば
コトもあろうか


伸びてきた婦人警官の
手を掴んで

シーツをイッキに
床に向って
引き下げさせたッッ!!!!!