今度は
失礼な子ね!、と
きましたかッ。
「……」
…何か
知らないヒトに
インネンを
つけられているだけのような
気がしてきて。
ここは相手にせず
スルーした方が賢そうだ。
私は大正ロマンを無視して
駅に向って歩き出した。
「ちょっと待ちなさいよ!」
カラカラカランッ。
桐下駄が
甲高い音を立てて
私の後を追いかけてくるッ。
やだやだやだッ。
どうしてッ!?
何で
ついてくるのよおおおお。
「誤魔化そうとしても
わかってるんですからね!」
大正ロマンが
大声で叫んでいてッ。
行き交う人々も
みんなが私達を避けるように
道を歩いていた。
やだ〜〜〜〜ッ。
もう、私はこんなヒト
本当に
知らないんですううううう。
なのにッッッ!!!
「ブサイクなクセして
あんな素敵な殿方と
おつき合いできるなんて
どんな卑怯な手を
使われたのかしらッ」
え?
「殿方とおつき合い…?」
その気になるキーワードに
私の足が
止まってしまった。
…もしかして
「さっきから
セイの話を
してるんでしょうか?」
「質問してるのは
私の方よ!」
「……」
先生のベッド♪♪♪
スプリング♂002
≪〜完〜≫
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