「お見合いパーティーが
始まりますから
おふたりともどうぞ」
って。
私に
”お見合いパーティー”の
説明をしようとも
しないのは
やっぱり
話を立ち聞きしてたから
なんでしょうかッ。
私と先生は
思わずお互いの顔を見てッ。
「…あのヒトにだけは
弱味を握られたくはないんで
話を合わせて貰えるかな」
先生が私に
そっと耳打ちをする。
「話を合わせろ、って…」
「とにかく
トーコちゃんは
僕の恥ずかしがり屋な
恋人ってコトで」
何を聴かれても
ニコニコ振舞っていて、って
言われましてもッ!!!!
今更
あの大正ロマンに
そんなコトが通用するとは
思えませんがッッ!
「大丈夫。
話を聞かれていたとしても
何とか
誤魔化してみせるから!」
…いつになく
今日の先生は強気ですッ。
私の手を
先生はぎゅっと握って。
恋人のフリ。
お見合いパーティーさえ
乗り越えれば
お役御免のハズだったのに。
まさか
そのまま先生と
”そんなカンケイ”に
なってしまうなんて
夢にも
思わなかったから…。
先生のベッド♪♪♪
スプリング♂004
≪〜完〜≫
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