「いえッ。
だっていつもコーフンすると
甲高い声を出すしッ!
食べ物を
ちいさく千切ってから
口に入れてるしッ」
「…それだけ?」
「それだけですッ、けどッ」
充分では
ないでしょうかッ。
「トーコちゃんて
おもしろいね〜!!!」
先生が甲高い声で
大笑いしてッ。
「学生時代
グリークラブに入っててね。
カウンターテナーの
パートだったから
高音域を発声するクセが
抜けなくって」
「グリー?」
「男声合唱団。
ノドを大事にしてるから
食べ物もいっぺんには
詰め込まない」
なんだ…。
「そうだったんですねッ」
私は自分の先入観と偏見を
笑ゴマしてッ。
「ずっと今まで
オトコとして
セイくんを
愛してきたつもりなんだけど」
先生が妖しく笑う。
「…でも。
なんだか
トーコちゃんを見ていたら
オトコとして
オンナを愛せるのか
試してみたくなってきたかな」
「え?」
先生が
私の座っていたソファーに
移動してきた。
「ちょっと僕の
一世一代の
オトコとしての実験に
協力してくれる?」
って。
「せっ、先生ッ!?
あのッ、私ッ!!!!!」」
先生の手が
逃げようとする
私のヒザ小僧を
強く
掴んだ。
先生のベッド♪♪♪
スプリング♂009
≪〜完〜≫
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