コーヒーのいい香りが
してきて。


「カフェオレは
好きなんだよね?」


先生が
淹れたてのコーヒーと
レンジで温めたミルクで

カフェオレを作ってくれる。


「……」

カフェオレの中を
覗き込むと

かわいい絵が書かれていて。


「これクマちゃんですか?」

「いや。
僕が飼ってた
死んじゃった文鳥」


「……」

…そんなモノを
飲み干してしまっても

バチはあたりませんかッッ。


びみょ〜に
オンナゴコロが
わかってないとゆ〜かッ。


わかりたくもない、って
カンジが


やっぱり

このヒトはオカマさんでは
ないようでッ。


先生は
ガラス張りのテラスに

ランチのテーブル席を
しつらえると


「あたたかいうちに
ど〜ぞ」


イスを引いて
私に席を進めてくる。


「……」

なんか
オンナノコなら
夢に見そうな
オシャレなランチタイム。


相手だって

多少毛深いけど
見た目は悪くはない。


確かに
ちょっぴり
ドキドキしてしまったけれど。


「お〜お。

まるで
新婚さんみたいな
笑顔してッ」


ランチを取る私達を
厳しい目で
叱責するそのヒトに


「いやッ。これはッ」


私も先生も

言い訳のコトバも
出てこなかった。





先生のベッド♪♪♪

スプリング♂010

≪〜完〜≫


この作品をお読みになった
感想をお寄せください。


下記の感想の中から
ひとつ選び

【いいね!】ボタンを押すと

お楽しみスペシャル画像が
ご覧戴けます。


絵柄は予告なく
気まぐれに更新されます。



特に感想はありません。
次の話も期待しています!
今回の話は特にお気に入りです!