私も1年のとき

部活の先輩が
こんなカンジだったから。


なんか苦手だ。

こ〜ゆ〜空気ッ。


「…アナタ
弟がいるでしょ?」


…?

「お父さまも
お母さまもご健在で」


…大正ロマンが
私のプロフィールに
ふれてきた。


「一見、平和そうだけど

アナタの家。

いろいろと
複雑な事情が垣間見えるわ」


「…調べたんですか?
ウチのコト…」


それとも
ねずみ〜らんどの先生から
聞いたのか。


「トーコさん。アナタ。

私を誰だと
思っているのかしら」


ねずみ〜らんどの先生の
お父さんの…愛人?


…なんてッ

知っていても
さすがに
口には出せませんッ。


「……」

「”占い界の神”とも
呼ばれている
この私を知らないなんてッ!

アナタ
文明人じゃないわねッ」


どこの未開の地から
来られたのかしらッ、ってッ。


…どっちが大袈裟じゃッ。


「もおおおおおッ!
ちょっと、アナタッ!!」


大正ロマンが
奇声をあげて

私のヒジをテーブルから
テーブルから払い除けるッ。


「これは何ッ!!」

「え?」