スプリング♂021
「!!!!!」
先生にスカートを
床に落とされた私は
思わずその場に
しゃがみ込んだ。
「…お前なあッ!!!」
セイが血相を変えて
こっちに近づいてきてッ。
ヤバいッ!!!
セイが逆上してるッ!!
セイの長い腕が
こっちに伸びてきてッ
「セイッ
先生を殴っちゃ
ダメええええ!!!!」
私は先生の前
両手を広げて
セイの行為を阻止した。
つもりがッ!!!!
「トーコッ!
お前、何
毛糸のパンツなんて
ダサいモノ
穿いてるんだッッ」
え?
セイの腕は
先生ではなく
私の胸ぐらを掴んでいてッ。
「そんなモノッ
どこで買ったんだッ!
信じられないッ!!!!」
セイが
私の毛糸のパンツを
もう片方の手で
チカラいっぱい引っ張ったッ。
「やだッ!
毛糸のパンツが
伸びちゃうからやめてッ!」
「うるさいッ!
こんなモノッ
二度と穿けなくしてやるッ」
毛糸のパンツの白いネコが
無残な姿に間延びするッ!
「脱げッ」
「やだッ」
「脱げッ」
「やだッ」
「脱げッ!!!」
毛糸のパンツをめぐって
争奪戦が始まったッ。