…ポスカラと接着剤くらいは
買えるかな。


筆は無理だけど

救急箱の中に
確か綿棒が入っていた。


「…何とかなりそうだッ」


最悪の場合
タクシー代のおつりも
あるしッ。


「急いで買い物して
15分で帰ってくるからッ」


私は静かに
玄関のドアを開け

エレベーターホールの
様子を窺う。


「…何の物音もしないしッ」

そっと
エレベーターの前まで
進んだ。


「…いつも先生だって
カギを掛けずに出掛けてるし

セキュリティーが
しっかりしてるから
大丈夫だよね」


管理人室にいるハズの
おじいちゃんに
見つからないように

エレベーターから
飛び出して

一目散に
駅ビルまで
自慢の脚を飛ばして走った。


たった15分。


だけど

部屋に侵入するには
充分すぎる時間だった、って


まさか

思い知らされるコトに
なるなんて…。





先生のベッド♪♪♪

スプリング♂022

≪〜完〜≫


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